両親は完璧じゃない
子供の頃、両親はルールだった。
子供の頃、両親は全てだった。
子供の頃、両親は神だった。
子供の頃、両親は完璧だった。
子供の頃、両親は全宇宙だった。
だから、
両親が傷ついているなどとも思わず
ダメな人間だとも思わず
両親のキモチによって自分が左右され
勝手に大人になっても持ち続けるようなトラウマを作る。
子供の頃って3色くらいしか絵の具がない。
たとえば「いい。悪い。別に」「好き。嫌い。普通」とか。
それで全てを処理しちゃうのだ。
数年前、山形で5リズムのキッズクラスをしたとき、
「お母さんが褒めてくれない時、お母さんをひどいと思う人?」
と聞いたら、ほとんどの子供が手をあげた。
その時、キッズを連れてきたお母さんたちは
私よりうんと年下。
私がこの子たちくらいの年齢の時、
私の母は30歳そこそこ。
完璧なワケがない。
「あのね、お母さんって完璧じゃないんだよ。
お母さんも悩んでるんだよ。
先生も完璧じゃない。
先生よりうんと年下のお母さんたちも、
いろいろ大変なんだと思うよ。
だから、お母さんが褒めてくれなくても
許してあげてくれないかな?
そして、お母さんが褒めてくれないかわりに
自分で自分を褒めてあげてくれないかな」
というと、
山形のキッズたちは、とっても真剣に聞いてくれて
「うん、うん」
とうなづいた。
クラスのあと、
「お母さん〜〜!大好きだからね〜〜〜!」
と親の元へ走って行った。
お母さんたちは
「なにがあったんですか?」と目を白黒。
そう、両親は完璧じゃない。
両親の傷を背負ったまま、
それを3色の絵の具で判断し、
私たちは一生勝手に傷ついているのだ。
「両親のトラウマ」という幻想を
被害者意識を使いながら、そこに留まると
誰もみつけてくれない鬼ごっこみたいに悲しくなるから
「勝手に傷ついている」ということがわかると
少し対処方法が違うよね。
辛かった自分を踊る。
辛かった親の気持ちも踊ってあげる。
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Masayo Benoist 5リズムティーチャー
7/7 名古屋スカイプクラス 12時〜2時 湘南シャイズ名駅校
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また、スカイプ、ズームによる個人レッスン(個人セッション)もしています。
(日本時間、火曜〜金曜の朝8時〜午後3時まで、土日の午後2時半〜5時の1時間)
呼吸から動き、全部をみていきます。
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