韓国という国のパワー
韓国、まずはソウルでの5リズム、
満月の日曜日、祈りをダンスに変えて
涙をいっぱい流して無事終了。
日本と韓国は、同じ東洋という意味でも
スタッカートの性質を持っているという意味でも
似ている。
なので、そのスタッカートが自分に向かう場合
自分を律し、苦しめることがある。
そういう意味でも、
韓国の人たちにとっても
ものすごく概念を外すということは大切なことだなと痛感。
私は初めて韓国へきた。
そして、そのパワーに驚きっぱなしだ。
ワークショップがあったのはブッディストの健康センターで
霊峰を臨む、林の中。
まるでシャスタと似たエナジーの中、
自ずからこうべを垂れたい、そんな山の麓にあった。
キリッとした空気の中、
小さい小川のリバーサイドには焼酎の飲み屋が並んでて
その小川はがっつり凍っていた、そう氷点下。
そのセンターは床暖房のスタジオ。
そこで宿泊もしたけれど、全てのお部屋が床暖房。
昼間、クラスをしている間、床暖房が勿体無いので
どうやったらオフになるのか聞いたら
すごく不思議な顔をされ
「暖かいのが嫌いなのか?」と聞かれた。
「いや、そうじゃなく、勿体無いから」というと
建物中全部が床暖房だから、切れない、と。
電気代大変だね、と言うと
電気じゃないよ、温水が床の下のパイプに全て通ってるのだと言った。
すごい場所だね、というとフツーにみなさん
「え?普通、どこの家でも床暖だよ?たとえ貧しい人でも」
マジですか?
韓国では足を温める、体を温めるというのは
何事にも変えられぬ優先順位なのかもしれないと、
密かに思った。
そしてその床暖で、皆ほぼ裸で寝ちゃう。外は氷点下なのに(笑)
ソウルの最終日はスパへ行ったが、全部もちろん床暖。
樫の木の高温サウナでスエットロッジを思い出し、
風呂場では皆、お湯をジャバジャバふんだんに使う。
多分、資源が豊かな国なのだとも思う。
ずっと燃やし続けると言う大胆さ。パワー。
そして熱くなった床を
ドデかい扇風機でゴーーーーッと煽り空気を冷ます。
だから皆おおらかだ。
隣国なのに全く知らなかった。
超スタッカートの国、韓国。最高!
私は好奇心全開で皆と触れ合う。
肌にひっつきあう距離が、日本人同士とは違い、
また、西洋とも違う。
皆、徹底的に優しい。
これでもか、っていうくらい優しい。
皆は心の底からいっぱい話してくれて
言語ではない何か熱いものが
皆の中に流れ会うのをすごく感じた。
ピュア。