さわる タッチする
そろそろ年の瀬も押し迫り、あわただしくなっているころですね。
だからこそ、スローダウン。
クリスマスパーティーなど、人にあう機会も多いと思います。
このチャンスに、ほんの少し「直に触れ合う」のは
いかがでしょうか?
とはいっても、銀座のバーでキレイなおねえちゃんがしてくれるみたいに、隣の人の膝に手を置く、と言うことではありません(でも、コレ効く! 笑)
たとえば、別れ際に 「じゃね、バイバイ!」じゃなく、
たとえば、ありがとう、って言いながら手を取る。
たとえば、気をつけてね、っていいながら肩に手をのせる。
たとえば、ハグする人も多いと思いますが、そこにちゃんとココロをのっける。
ほんの1秒未満かもしれないけれど、そのぬくもりは異様に大きな記憶となって残るかもしれません。
アメリカはよくも悪くもスキンシップ社会。
私はアメリカに来てから「アメリカ式〜〜!」といって両親にハグをはじめました。
最初は大きな勇気が必要だったし、照れ臭かったですが、
それ以来、特に父の嬉しそうな顔ったら。
まだ若い男性のように、88才にもかかわらず、いまだに力強く私をハグしてくれます。
ハグの安売りを推奨しているわけではありませんが、
直にさわる、タッチするという行為は大切です。
個人的なことですが、最初の夫(日本人です)との出会いは
あたまの上に手をポンと優しく触られ、慣れてないワタシはそれで一発で恋に落ちてしまいました。スキンシップってそれくらいパワフル。そういうミスリードを防ぐためにも(爆!)日頃から、「肌という自分と相手をわけるもの」を超えて、「相手を感じる」練習にもなるかもしれません。
ま、冗談はさておいて、この忙しい時期だからこそ、
ほんの少し、手を伸ばす。そして肌を超えて相手を感じる。
日常でできる優しさとヒーリングの交換。忘年会の別れ際にでも、ぜひ!
時には足だけでも、手だけでも、顔だけでも。大切な人にさわってあげる。
私たちはたとえ近しい人との間ですら触れることから遠ざかった孤独な社会にいる。だからこそ、これは「手を伸ばし誰かに触れる」実践的で親密さと寛容さを持ったヒーリングなのである。
Maps to Ecstasy : ガブリエル・ロス