健康じゃない時の踊り方
具合が悪いから踊れない?
ローマでのワークショップで、確かに踊りすぎた。
Slow Dancing With Chaosは、決してスローではなく、ずっとカオスで、ものすごく動いた。体が勝手に精神だけで動いていたので、肉体的な足は、確かに何度ももつれた。
そのあと、ローマを2日間歩き回った時、足が異様にだるかった。
そして、デンマークへと移動し、ビルンの空港に着いた時、いきなり足が痛く、歩くのさえままならない感じになった。
待ち合わせした日本からの二人に助けてもらいながら、会場へ行くが、立って踊るなどとてもできない。
多分、足の甲の疲労骨折(ヒビくらいだとは思うけど)なんじゃないか、と。。。
立てないので、しょうがない、座って踊る。寝そべって踊る。
基本的には、5リズムは音に合わせて体を固形から流動体へして行くので、自分の体のそのリズムと 一緒にいるだけでいい。
参加者の中にもう一人、左足の甲の骨折の人がいて、彼女もティーチャーだったので、一緒に寝そべって踊った。
そして、写真を撮り忘れたが、もう一人、参加者の中に、電動車いすの人がいた。彼は、上半身だけでガンガン踊る。
ロサンゼルスにも以前、カルロスという男性が電動車椅子で参加していて、彼と踊ると、太陽を回る地球のように、ガンガンに回され、汗びっしょりだった。今回の人も、まさにそんな感じ。
ムーブメントは健康な人だけのものじゃない。
具合が悪いからこそ学ぶことはいっぱいある。
なんの抵抗もなく、当たり前に、彼のような人がクラスに参加してくれるように、日本もなったらいいなと思った。
真ん中のデビー(ティーチャー)も骨折中だった。スローダウンすることを学ぶ。
人が親切で、わからない私たちを場所まで連れて行ってくれた道で出会った男の子。