スタッカート
この7月、母と叔母が入院し、私は1ヶ月以上、日本の地元の病院にいた。
命を危ぶまれた母が治り、一見重病に見えなかった叔母が亡くなった。
大好きな叔母はガンの術後の回復がうまく行かず、私がLAに帰ってきた数日後、この世を去った。
二人を5リズムの観点から見ていて、興味深い発見があった。
5リズムでは、
フローイング 〜 スタッカート 〜 カオス 〜 リリカル 〜 スティルネス 〜
そしてまたフローイングへともどる。人生はいわば螺旋。
母が入院した時には全く動けず、完全にスティルネスの状態で、命が危ぶまれた。
そのあと、ゆっくり目覚め、フローイング(動きの特徴としては曲線)の時期があった。
そのあと、母に「絶対に治る!絶対に戦う!」という気力が見られはじめたころ、動きのパターンが変わった。その動きはもはや曲線ではなく、直線に変わっていた。スタッカート特有の”吐き出す”「呼吸」も、「目」も、「手」も、「足」も、思考や行動パターンも、一点に集中してそこへ向かう。止まる。動く。方向転換。まっすぐ一点に向かう。全て、典型的なスタッカート。
一方叔母は、手術をした後もいわゆるフローイングの場所にずっといたように思う。決してスタッカートへは行かなかった。動きもゆっくりな曲線だったし、呼吸もフローイングの呼吸、一生懸命吸っていたが、うまく吐けていなかったように見えた。
決してスタッカートへは移行しなかったように思う。
(だが、それは大好きな叔母の魂の決断なので、批判するものではない)
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さかのぼること、私が数十年前に入院した時もそうだった。
思えば、意識が戻った瞬間から怒っていた。
なんだこの管は!絶対にはずしてやる!!と、全てがスタッカートだった。
そして、その病院やリハビリセンターで治る人を観察していると、とても多くの人が怒っていて、なんでみな、怒ってるんだろうなあと思っていた。
今になってみると、怒る事は治るための「元気」だったのかもしれない。
「元気」はいいとされ、「怒り」は悪いとされているが、本来、本質的には同じ「火」のエネルギーであることを5リズムで学んだ。
体の観点からみて最も興味深いことは、怒っている人は曲線(フローイング)を描いていない。必ず直線(スタッカート)だ。
タマゴも、、、
タマゴ内で曲線の中で自分を満たし、いつかはスタッカートで卵のカラをコツン、コツンと、直線的に動かないとタマゴは内側から割れない。
スタッカートが教えることは計り知れない。
長くなるので、また次回。
(医学的には根拠がありません。私が見た範囲での私の見解です)
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この9月は、金沢ワークショップからはじまり、東京、名古屋、関西へと続きます。
金沢: 9月15日 「WAVE からだとつながる」
東京: 9月22日夜、23日、24日は全日。「WAVE 5RHTYHMS」
お申し込みは こちらから。
名古屋 9月28日夜、29日、30日 「WAVE 5RHTYHMS」
九州: 10月1日 「WAVE "BODY"」
関西: 10月7日&8日 「光と影 LIGHT & SHADOW」